本
-
たかが女ひとり飲みぐらい
‘ 自分の感受性ぐらい ‘ 茨木のり子のようなタイトル。 ここのところ今年自分は何をやってきたんだろうか?と振り返る間もなく。在宅の仕事と並行しつつ頭の中はちょっとグルグルしてます。それこそ酔って…
-
「星の王子さま」
先日娘がとつぜん 「ねーねーピーターパン症候群って知ってる?」 と聞いてきた。 ああ、あれでしょ?大人になっても子供のままで居たい人達のことでしょ? と聞きかじった程度の返答をしたところ、娘がすぐさま検索してピーターパン…
-
「沈黙の春」
春がきたが、沈黙の春だった。 いつもだったら、コマツグミ、ネコマネドリ、ハト、カケス、ミソサザイの鳴き声で春の夜は明ける。 だが今はもの音一つしない。野原、森、沼地 ー みな黙りこくっている。 書きながら、マヒトゥ・ザ・…
-
「20世紀ファッションの文化史」
「服飾学校行ってたの?」 とたまに聞かれる。 2002年頃から見様見真似で作り始めた服だが、専門学校は出ていない。 そしてこの類の質問をされると大抵30~40%気分が下がる。 その質問をする理由が私には解らないのと、学校…
-
「こころ」
私は自分でも楽観的な方だと思う。 それでも時々極端にナーバスになったりするし、自分の中の大人と子どもが入れ替わり立ち替わり現れるような、自分でもよく解らない時もある。 全部をひっくるめて自分だから別にいいんじゃない? と…
-
「彗星の孤独」
寺尾紗穂さん(以下紗穂さん)を知ったのは、いつもぬり絵や色々お世話になっているゆくい堂で。確か昨年の夏頃だったと思う。 定期的に工房を使ってライヴをしているとのことで、その中に紗穂さんが居た。 写真から受けた印象は、透明…
-
「おんなのことば」
先日立ち寄った本屋で絵表紙に惹かれ、茨木のり子の詩集を手を取った。 パラパラめくると、”みずうみ”という詩があった。 人間はだれでも心の底にしいんと静かな湖を持つべきなのだ 何かこの言葉がとても心…
-
「老人と海」
勇気をもらえる本というのは、ぞれぞれの価値観や好みで様々なものがあると思う。 この老人と海は、タイトルにあるように老人が海に出て自分の意思(実際の相手は魚だけど)と格闘する物語だ。 タイトルは昔から知っていたが読んだのは…
-
「抱擁、あるいはライスには塩を」
江國香織さんの本を初めて読んだのは、「雨はコーラが飲めない」という不思議なタイトルに惹かれたのがきっかけ。 雨が愛犬で、コーラはポピュラーな飲み物のことという意味付けは、読み進めるうちに徐々に理解していったのを覚えている…
-
「ボールのようなことば。」
この本はわたしの常備薬でもある。 「最近頑張りすぎてないか?」 自分の苦手で弱いと思っている部分を埋めるように、ある期間、学びに時間を費やした。 自分の弱いと感じる部分を、誰より自分自身がが認められなかったように思う。 …