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it’s a small world.
60歳前後だろうか。 埃を浴びた服とニット帽を身に付けた、初老と思わしき男性が丸い缶を前に、両手を地面につけ頭をうなだれている。 12月の銀座。 アジアや各国の外国人で埋め尽くされた歩道は、ここがどこなのかどうかさえどう…
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宇宙と闇
昨日、Billboard Live tokyoで寺尾紗穂さんのLIVEがあった。 初めて聴いた2022.2tokyo bikeのLIVEでは終始号泣していた。 理由などわかるはずもなく、ただ涙が止まらず。 涙腺があれほど…
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消費されるぼくたち
4年ぐらい前に、小袋成彬くんの「分離派の夏」というアルバムをよく聴いていた。 その時の自分に必要なものがある気がして、聴くと何かが解けるような感覚で。 その中に小袋くんの友人が語るだけのトラックがあって、それが特に好きで…
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地に足が付かなくたって
2022.12.7 中央線にて浮かんだこと 繋がってる 服も街も人もぜーんぶ 日常を楽しめる大人が一人でも増えること こうじゃなきゃじゃなく これもアリだね面白いんじゃない? そうゆう大人がが増えてくれないと 私がつまら…
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フランスより
久しぶりに文章を書く。頭の中は空っぽだ。 空っぽのいいところは、触れたものを純粋に感じることができること。 自分の世界が空になることはままある。 大抵それはこの、今のつまんない社会システムの駒になっている時。 心のレバー…
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2022年3月とわたし
2022年3月は、ずっと悲しかった。 今だって悲しい。 半分は世界で起こっていることに、もう半分はずっと抱いてきた違和感や他人との分かり合えなさを改めて感じたから。 自分の子供でさえ遠いところにいる。それはずっと感じてき…
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今年も春が来た
今日、フランスに居る友人にメールをしようと思っていた。 あなたの国の近くで、あってはならないことが起きていて、先日は原発を攻撃したと言うではないか。あなたとあなたの周りあなたの国の人達はどう過ごしている?きっと日本に居る…
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花は優しく、強い
音楽家で文筆家の寺尾紗穂さんから可愛らしいお花が届いた。 花とこほろぎという、紗穂さんが作り手の素敵なお花屋さん。 可憐で繊細で、体の奥がキュンとするような感覚。お忙しい中なのに本当にありがとう。嬉しくてしばしぼーっと眺…
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「本の中の服」
映画を観るとき中でも目が行ってしまうのが服。 作品の良さにも大きく関わってくるものですが、この森茉莉シリーズは服に関してだけでも映画並みに描写されてます。 ディテールが細かすぎて寝落ちする程ですが(そこが良いんですけど)…
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「映画とセンス」
サッカーのブラジルW杯で引退した中田英寿選手。 ファッショニスタでもあった彼ですが、現役の頃いろんな語録というか格言を発していました。彼が19歳ぐらいの頃、面白い人が現れたなあと思ったものです。 そこからずーっとサッカー…