ハナヨウヒン 空
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今年も春が来た

今日、フランスに居る友人にメールをしようと思っていた。

あなたの国の近くで、あってはならないことが起きていて、先日は原発を攻撃したと言うではないか。あなたとあなたの周りあなたの国の人達はどう過ごしている?きっと日本に居る私たちよりももっともっと不安でしょう。

何の罪もない子供が犠牲になっている。

それは戦争に限らず。

弱いものからたよりないものから涙が流れるのをどうにかして止められないものか。

ふと見ると、その友人からメールと写真が2枚届いていた。

coucou ma chère Megumi,

j’espère que tu vas bien.


je t’envoie quelques photos de ces derniers jours ici et dans les environs.


c’est le printemps qui commence!


gros bisous

この2日ぐらい泣かなかったのだけどまた涙が出た。

j’espère que tu vas bien.

あなたが元気でありますように。

私もそうメールしようと思ってたから。

あなたが元気でありますように。

そう心から思う人が何人も居る。

その中には一度も会ったことのない人も居る。

今私には想像も出来ない中を、今この時間を、命を守ることを、それだけを生きざるを得ない地球の仲間たちへ、思いを馳せてみる。すると怒りが顔を出す。

でも、そうじゃない。

怒りに怒りでは、人間が生まれた理由がないのではないか。

人は人を思いやることが出来る。人は感情をぶつけ合う代わりに様々な表現をし色んな競技をする。

北風と太陽のようにいかないものだろうか。

c’est le printemps qui commence!

春がやってきたね!

友人の言葉をうまく感じることが出来ないでいるけど、今年も春が来たようだ。

ハナヨウヒン  フランス

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