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「映画とセンス」


サッカーのブラジルW杯で引退した中田英寿選手。

ファッショニスタでもあった彼ですが、現役の頃いろんな語録というか格言を発していました。
彼が19歳ぐらいの頃、面白い人が現れたなあと思ったものです。

そこからずーっとサッカー(というか日本代表)を見てきましたが、今はあの頃を思うと強くなってしまって正直よく分かリマセン。何度か試合も観に行き、ちゃっかりファンクラブにも入っていた私ですが、そんな中田氏が放った言葉に例えばこんなものがあります。


・俺は勝っても泣きませんね。もちろん負けても泣きませんけど

・俺にはお手本はいらない・「右へならえ」すれば、自分の責任はなくなるからね

・センスって、生まれつきでしょ?


などなど他にも多々あるのですけど、ある人には思い切り嫌われある人には崇拝されてしまう、矢印が常に自分に向いている所が良かったんですよね。


で最後にある、センスって生まれつきでしょ?という発想も特に彼らしさが出ているなあと。


前置きが長くなりましたが(サッカーの話ちゃうんかい)映画の話がしたくなりまして、おもむろに「私を構成する10の映画」①を挙げてみました。
これまで映画をどれぐらい観たかは解りませんが、父親の映画好きの影響もあって、かなり観てきたことは間違いないです。


なので昨今たまに見る「私を構成するホニャララ」のように10で構成しきれるハズもないのです。(この歳になると余計に..)
ですが、折角なので「世界観」「ワンシーン」「映像美」「余白や間合い」などなど、私の中でこだました作品を挙げました。で先程の中田氏の格言に戻らせて頂きまして、再び問いを投げかけてみたいと思います。


中田さんセンスって本当に生まれつきのものですか?


私個人は、センスはいくらでも磨けるものだと思っています。

もちろん生まれつきの人も居るかもしれません。
見るもの聴くもの触れるものが(経験+知見+感性)自分に不要なものを削ぎ落としていくのです。(感覚に従う限り)


雑誌でもパリジェンヌのオシャレ特集などいつも大変人気です。多くの女性が、個性やセンス、オシャレを求めさまよう迷子の羊のように映ります。(私もかつてそうでした)
パリジェンヌがオシャレなのは、自分の母親や周囲の大人から「自分らしい装い」を学び取り、盗み、毎日鏡(自分)と向き合う文化が根付いているから。


彼女たちが求めるものは雑誌の中や人気のインフルエンサーではなく、自分の中にあることを知っている。だからこそそれが個性となって現れる。
敢えて言ってしまおうと思うのですが、センスは努力、だと。
いや努力は好きじゃないのでセンスは「人生の蓄積」、でしょうか。

ウディアレン スコルピオン


長々と書き歯切れのない感じで申し訳ないのですが、自分の好きなこと、私だったら映画を観たり音楽を聴いたり、きれいだと思うものに魅入ったり、いつも自分の周りにあるものが、センスを勝手に育くむのです。


世の中にはオシャレな人達が沢山居ますし、センスの塊のような人も沢山居ます。

言えるのは、その人たちはそれまで見聞きしたものが人とは違ったり、膨大なデータを吸収していたりします。


最後に。「センスあるなし」は自分の時間の使い方次第でいかようにも出来ると私は思います。

トレンドやインフルエンサーよりも、まず自分を見つめ大事にしましょう。

ちなみに私が自分でセンスよいと言っているわけでもありませんので .. あ、あと現在中田氏は実業家&利酒師だそうです。

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