「恋する惑星」
この映画を初めて観たのは、確か二十歳の時。
今から何と26年も前になる。
名古屋駅に近い、小さな映画館に連れて行ってもらったのだが、その時は内容をはっきり覚えていなかった。
映像に映った金城武がイケメンということ、日本語を話すということはよく解った。
そこからしばらくして、何かの拍子に再び観た。
そしたら、まるで初めて観たような衝撃。
世界観、音楽、人物全てが私の感性に響いた。
金城武をイケメンだと思って見ていたはずだったが、トニーレオンのセクシーさに気付いた。
トニーレオンはおそらく一生トップ3だ。
クラークゲーブルと時代を超えていい争いをしている。←
私は洋服のエッセンスを大方映画から得ている。
これまで観た映画で、好きなものは似た傾向があり、私の中で世界観が共通する。
岩井俊二とウッディアレン、ウォンカーウァイはいくつかの作品に同じ空気を感じるが、それは色彩だったり音楽だったり、言葉にしようのない映像美というか。
ファッションに関心の高い人は、一度は観たことがあるかもしれないこの作品。
ルーティンから解放されたい時。自分らしさを取り戻したい時。
あなたが観たくなる映画はどんな作品ですか?