ニューシネマパラダイス(1989)監督ジュゼッペ・トルナトーレ

先日、2回目を観て再び号泣した。

随分前に1回目を観た時に心を打たれてから、2回目を観るのは何となく避けていた。

同じ映画で何回も観たくなるものは、私は多分そんなにない。

浮かぶのはジブリ数作品、ウォンカーワイ監督の数作品、あとはフランス映画の数作品。

この作品を観た時の瑞々しい感動を、今味わうことができるだろうかと躊躇していた。今のところ私にとってのパルムドール作品だからだ。

映画を観るのにそこまで気にするなんて、と思う人も居ることだろう。

私と同じように、自分にとっての金獅子賞を大切にしている人も居ることだろう。

映画というのは同じ作品でも観る人によって、面白いほど受け取り方が異なる。だから受け取った人が居て初めて作品として完成するのかもしれない。

この作品は言ってしまうと愛そのものである。親が子を、子が大人を。大人が子供を。成長した子供は愛する人を。

時代の移ろいと、主人公の後ろに見え隠れする切なさ。

また10年後、56歳になったら観てみることにしよう。