なんくるないさー
一人沖縄旅。
数秒で何か思い立ち数秒で行動に出ずにはいられないわたしにとって、一人以外の旅行はきっとムリ。
あれこれ話しながら数人で行き先を決めるとか、ムリね。
なので女子定番のグループ行動も高校(いや中学か)の時からムリだった。
何かにつけグループになれと言われる学校生活というものが当時は本当にめんどくさくて、渋々適当なヒエラルキーのグループに出たり入ったりした。
ともかく、これが普通、という暗黙の了解からはみ出ない要領のいい子が世の中をうまく渡っていけるのだろう。
しかしわたしはそんな要領を学ぶためにこの世に生まれてきたんじゃない。
人生は、自分を知り、自分を生きるためにただただ開かれている。
どこまでも、果てしなく。
さて、沖縄一人旅の続き。
今回宿泊したEM暮らしの発酵ホテルがとても気持ちのよいホテルだった。余計なプラスチックのアメニティを置かず、地元のこだわり食材やデリ、発酵をベースにした体に優しい生活用品を置いていて大きなホテル特有の圧迫感やギラギラした感じが全くなく落ち着く空間だ。前回の沖縄一人旅はココガーデンリゾート沖縄に宿泊。こちらもホスピタリティと食事共にすばらしいホテルなのでおすすめ。







さて、前回の中城城からの帰り道、民家の中にあるおいしいと評判のソーキそば屋すーじぐわーのそば屋 さーふーふーへ。開店一番のり。見てください、この大きなアバラ肉。

ソーキそばについては全然詳しくないけど、これはかなりの存在感、(さすが沖縄〜)と一人しみじみ。お肉も柔らかくてよく煮込まれて味も美味しい。麺の太さとボリュームがわたしには多かったようで少し残してしまった。
女将さんに「お肉すごくおいしかったです。麺少し残しちゃいました」と言うと「量多いですよね笑」とニコニコ。「次は小さめのにしますね」と言ってお店を後に。
そこから民家の中にあるAIEN BAKERYへ。ホテルで食べるためのパンを詰めてもらい店を出ようとするとお店のお姉さんが「行ってらっしゃい!」と声をかけてくれた。沖縄の人はみんなあたたかい。
そこからはのんびりホテルステイ。本当はのんびりホテルステイが好き。
帰路に着く日。
那覇空港まで高速バスで50分ほど。飛行機が出る1時間半以上前には空港に着くだろうとバス停へ。
待ち始めて10分経った頃、サングラスをかけた女の人が同じベンチに腰掛けて小さな会釈。
バスが来るであろう方角を見ながら待つものの、一向にバスが来ない。
15分、30分、 45分・・・。
30分経った頃、横に座っていたサングラスの女性が話しかけてきた。
「同じバス待ってますか?」「はい、そうです」「来ないですね、バス・・」「来ないですね・・・」
その女性は琉球大学まで行くのだそうで、これが3回目のバスの利用だとか。前回は5分ぐらい待ったとかで「もしかするとバスに何かあったのかもしれないですね」と二人でバスが来るであろう先をただただ見つめる。
バスらしきものが見えると二人で「あ、きた!!」「あ・・違いましたね・・・」などと言ってるうちに出発予定時間を50分過ぎ。
いい加減、わたしも痺れを切らし「あと5分待って来なかったらタクシー呼びます」と言うと「タクシー呼んですぐバス来たら泣きますよね」「それは泣きます・・・」
などど言っていたらバスが、来た!!やっと・・・!!
「良かったですね!タクシー呼ばなくて〜!」と二人で手を取り合いバスに乗ろうとしたところ、
「すみません〜!満席で乗車できません〜!」と。
まさかのバス、乗車拒否。
え、ええ〜???
思い切り腕をバッテンにしながら謝り倒すバスの運転手。
まさか、そんなことがあるの・・?
お姉さんとしばし顔を見合わせ、「まさか乗車拒否されるとは思いませんでしたね〜あっはっは」と笑い合う始末。
お姉さんはその後のバスをまた待つらしく、「じゃあお気をつけて〜」とバス停でお別れ。
わたしはタクシーを呼ぶためタクシー会社に電話。幸運なことに2分ぐらいで近くの車両が行けます〜とのこと。
バスに乗車拒否された後だけにタクシーも捕まらなかったら飛行機には間に合わなくなる。そこからは一旦思考がフリーズ。まずは生存ハードルを下げねば。飛行機に乗れなかったら何処かにまた泊まる、それだけを考えればいい。(出費、涙)
程なくしてタクシーが来た。ドアを開けるとベテランぽい宮崎駿風の白髭おじさん運転手。高速バスが満車だったことと乗車拒否された経緯を話すと「それは初めて聞いたなあ」とおじさん。この白髭おじさまがまたよく話す人で、生粋の沖縄本島生まれの本島育ちだとか。
「沖縄は初めて?(と聞き取れる)」「どこら辺行ってきたの?(と聞き取れる)」「何処から来たの?」「何食べたの?」と質問をしてくるので、「自転車で民家にあるそば屋さん行ったりお城行ったりしてたら、背中日焼けしました」と言うと
「そりゃ日焼けするわ〜。日焼けというより火傷だな。しかし自転車でそりゃよく行くわ(となんとか聞き取れる)」おじさんの沖縄訛りがわたしはどうしても聞き取れず、7割は「え?」と聞き返してしまう。
すると「離島もいいよ」とおじさんが言う。「離島の人は訛りがすごくて何言ってるか本当に分からんよ」と。「特に宮古島は本当に何言ってるか分からんねえ」
「あ、わたし生まれが岐阜なんですけど」と言うと「岐阜も訛りあるでしょう?」とおじさん。「ありますよ、すっごく。独特な訛りなんですよ岐阜って」と訛りについて話した後は中国からの観光客の話、沖縄のバス事情、車から見えた大型客船の話などなど・・・そうこうするうち無事那覇空港に到着。
「忘れ物ないね?じゃあ気を付けて」
と手を振って見送ってくれ、そしておじさん、多分メーター少しまけてくれてた。聞いてた金額よりも安かったから。
旅行をする理由の一つが、人のあたたかさに触れるため(それを思い出すために)だとわたしは思っている。
今回も素敵な人の笑顔とあたたかさに触れられてよい思い出ができた。
また近いうち、沖縄行きます。



