水はいのち
自分が変わりものかどうかを知る術は多数派と比較することで分かるんだろうなと、そう漠然ながら感じてはいる。
けれども、自分という人間をこれまでやってきたのは紛れもなく自分だけであって、他の人間を生きたことがない。それは誰しもそうだ。
自分という人間を長らく生きてきて(いや〜私って、ほんっとに変わりものでさ〜、24時間365日ほんっとに生き辛!)などとこれまで誰かに言ったことはない。
でも私はおそらく変わってるんだろうなと、いわゆる普通、ではなく、少しおかしいんだろうなと。周りの反応で少しずつ確信となり今に至る。
さて、6年ぶりの沖縄一人旅へ。
楽しかった〜!
どうなることかと思った〜!
前回もレンタサイクルを借りてあちこち行ったのだけど、今回も自転車と歩き。
まずは、石好きにはたまらない、美しき世界遺産中城城跡へ。
地形を活かし石だけでここまで美しい曲線を生み出せるのかと、かつてこの地に生き築城に携わった人々を心から尊敬。
私の思う、本当の美しさがここにある。対象を作り込むことと、対象から意識を離して見えてくる輪郭と美がしっかりと融合してた。
中城城は小高い丘(ちょっとした山)の上にある。
地形に詳しくない一旅行者として、レンタサイクルを借りて行ってみようというお得意の気分次第プランだったのだが、道のりは中学時代の部活と化した。
ホテルからしばらくは自転車でしゃーっと下りさあてどっちかしら?とMAPを見つつ自転車を漕ぐ。
がしかし間も無く、ん?めっちゃ坂なんですけど。・・・すんごい上り坂なんですけど?
そこからは電動自転車の馬力も効かず、重い自転車を押しながら坂道を歩くという(灼熱)予想外の一人部活。
(中学のテニス部で走らされてたあの坂きつかったな〜。ちっともテニス部に入りたくなかったのに強制的に入らなきゃいけないとか今なら有り得ないわ)
飲み物も携帯しておらず、流石に熱中症になるぞ・・・どうしよう・・・?と思った矢先、道路の向かいに自動販売機を発見!(神様〜、ありがとうございます!)
自販機で水を買い、その場にヘタレながら休憩。
(あれ、このお水めちゃくちゃ美味しい・・・)
水分の抜けきった細胞にスーと染み込んでくる。
美味しいお水のおかげで正気を取り戻し、そこからは50メートルずつを目標に進むことに。
次は一人登山状態。次の日陰までアタックを繰り返す。
そうこうするうち、美味しいお水も残り少なに。もう一本買っておくんだった。とにかく、算段が甘い。(というかおバカ)
ここで思い出したのが、映画ロードオブザリングのラスト辺りで、主人公であるフロドが指輪を破壊するため火山に向かう途中、水筒の水が残り数滴となって絶望しかけるシーン。水って命なんだとつくづく思わされる。
ようやく道がなだらかになり、電動自転車の本領を発揮できるようになったところで目的地の中城城に到着。もう既に一つアトラクションを体験したかよう。
レンタサイクルを中城城の駐輪場に無事返却。
その後、城跡を見学。石でできた城は本当に美しく、素晴らしくて言葉がなかった。
しかし喉はカラカラ。中城城の出入り口にある小さなコーヒースタンドへ立ち寄った。
人が居るかもよく確認しないまま「何か手にもって歩けるコーヒーありますか?」という、謎の質問をぶつけてしまったところ、「ありますよ。ここで飲んでいきます?持って帰ります?」と近づいてきたお兄さんが、もののけ姫のアシタカとBTSのジョングクを足して割ったような顔でびっくりした。
しかもお兄さん、ものすごくフレンドリーで私が思わず一人登山トークを話したところ、「あのホテルから自転車でここに来る人はいないですね笑」コーヒー(水分)をオーダーしたことに納得してました。
あのアイスコーヒー、本当に美味しかったな・・・
他のエピソードはまた次回。



